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人生という旅を、
クルマとともに。

クルマであそぼう。
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ひとりで、ふたりで、みんないっしょに。
きっとドライブの数だけ
新しいストーリーが生まれるはずです。

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家族をつなぐ、
もうひとつの「ホーム」

Episode 1

ロングトリップは
キャンピングカーで。 < 岩田さんファミリー >

「じゃあ、そろそろ準備しようか」。岩田さんの声を合図に、本日のキャンプ設営がスタートした。妻の由希さんとの息のあったコンビネーションで手早くタープが張られると、長女の琴音さん、長男の一志くんが折りたたみテーブルを組み立て、めいめいの椅子を並べていく。さっそくコットの上でくつろいでいるのは愛犬のモコちゃんだ。役割分担は自然と決まっているらしく、あっという間にいつもの「野外リビング」が姿をあらわした。さすが手慣れたものである。

「キャンピングカーに乗ってる人って、意外とキャンプ場を使わないんですよね。サービスエリアでもどこでも休憩や仮眠ができゃうから。たしかに効率よく移動するなら、それもあり。でも僕はやっばり、キャンピングカーが真価を発揮するのはオートキャンプなんじゃないかって考えてるんです」。そう語る岩田さんのクルマは、もちろんキャンピングカー。ハイエースに「キャンピングシェル」と呼ばれる居住空間を搭載した愛車で、これまで北海道だけでも200泊以上のキャンプ&クルマ旅を楽しんできた。

「北海道が大好きなんです。道は広くて走りやすいし、解放感あふれるダイナミックな景色も魅力。なんといっても、海、川、湖から林間、高原、そして満点の星空まで、あらゆるフィールドとシチュエーションが選べる。キャンピングカー乗りにとっては、まさに“あこがれの地”ですね」。岩田さんのお仕事は「キャンピングカーライフ研究家」。フリーランスのライター・エディターとして数多くの雑誌やムック制作に携わりながら、さまざまなメディアやトークショーにも出演。「キャンピングカーのある暮らし」の楽しさを紹介している。

本日の宿営地である「オートリゾート八雲」も、岩田ファミリーお気に入りのキャンプ場のひとつ。函館から車で約70分ほど。噴火湾を臨む高台にあり、海から吹く風が心地よい。「サイトの広さは申し分ないし、手入れも行き届いている。焚火ができる炉があるのもポイントです。眺めのよさは道南エリアでは屈指ですね」。聞けば「キャンプ場でのんびりしたい」という娘の琴音さんからのリクエストに応じたセレクトとのこと。

岩田さんがアウトドアに目覚めたのは、琴音さんがまだ小さかった頃。やがて一志くんの誕生を機に、思いきってキャンピングカーを購入。以来、毎年欠かさず「岩田ファミリー北海道キャンプ旅」を敢行してきた。ちなみに13年目となる今年の旅行プランは、東京から青森までキャンピングカーで自走し、青森港からフェリーで北海道へ。函館を起点に夕張、富良野、北見、知床、根室、釧路、帯広など各地のキャンプ場を、約2週間かけてめぐるというもの。そのロングトリップぶりに驚いていると、「でも今回はわりと普通ですよ。数年前にはトータル20日間なんて旅もありましたから」と岩田さんはこともなげに笑う。

旅のベースキャンプとなる車内をのぞかせてもらうと、まずはその広さと居住性に感心させられる。大人が立って手を伸ばせる高さがあり、センターから後ろまで歩いて行き来ができる。キッチンにはコンパクトなシンクとコンロ、さらに冷蔵庫が備え付けられ、テーブルを囲んでくつろげるダイネットは、レイアウトを変えればソファベッドに。運転席の上にある張り出し部分はバンクベッドと呼ばれる就寝スペースだ。さらに最後部には二段ベッドまで用意されている。なるほど、これだけの居住空間があれば、4人+1匹の長期旅行でもストレスなく毎日を過ごすことができるだろう。

夜は家族そろって車内で寝るのでテントはいらない。サイト設営も必要最小限のギアで十分。「今回は一泊だけど、キャンプ場を利用するなら連泊がオススメ。運転や移動の疲れも取れるし、食事もあくせくせずゆっくり楽しめる。なによりも北海道の自然をたっぷり堪能ですることができます」。そう言われてみると、たしかに「キャンピングカー × オートキャンプ場」の組み合わせは理にかなっている。シンプルかつスマートに、快適なキャンプ生活を楽しむことができそうだ。

「ちょっと遊びにいこうか」。つぎに歩いて向かったのは、キャンプ場に隣接している「まきばの冒険広場」。見わたすかぎりの芝生の中に「フワフワドーム」などのユニークな大型遊具が点在している。一志くんや琴音さんだけでなく、岩田さん夫妻もいっしょになって跳んだり、転がったり、はしゃいだり。澄みきった青空のもと、みんなのにぎやかな笑い声が弾ける。「ただ観光地をまわるだけの旅だと、大人はともかく子どもが飽きちゃう。その点、環境に応じて遊び方をアレンジできるキャンプ旅はファミリーにぴったりだし、こういったアクティビティも欠かせないんです」。つい欲ばって詰め込みがちになってしまう旅行プランだが、家族全員が楽しんでこそ、かけがえのない思い出として共有することができる。旅とは遊びである そんな原点を思い起こさせられるシーンだった。[後編へつづく]

Text : 中村匠秀 / Photo : 谷本裕志

岩田一成(いわた・かずなり)
キャンピングカーライフ研究家

1971年東京生まれ。日本大学芸術学部卒業後、出版社勤務を経てフリーランスのフォトライターに。「キャンピングカーの旅」をライフワークとしており、家族と共に800泊以上のキャンプ・車中泊を経験。雑誌・ムック・WEBなどの様々な媒体で、キャンピングカーや旅の楽しさを伝える記事を発信している。公認キャンプインストラクター資格を保有する、大のアウトドア好き。著書に『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』がある。公式サイト www.iwata-kazunari.com
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